私がそう思ったのは、社会に出ていく子供たちが、夢や未来を語れない姿を見たとき。
新たな挑戦が、過去の慣習やルールに縛られ、可能性を潰されたとき。

確かに今は、様々な社会情勢不安から後ろ向きな発想や悲観的な気持ちになりやすい時代です。しかし、私たちが下を向いている間にも社会は刻々と変化し、地域を取り巻く環境はより一層厳しさを増しています。

ただ私たちは必要以上に不安を抱く必要はありません。
なぜなら、これらの問題に対し、私たちは決して無力ではなく、いくらでも解決する力を持っているからです。
私たちはこれまでの人類史上、最も強い力を持っています。進歩したテクノロジーは、時間や空間を超えて、様々な人や資源をつなぐことができる。各個人がツールを手にし、歴史上最も素早く物事を変えることができる。これは、誰もがよりよい社会をつくる潜在的な力を持っていることを意味しています。

未来は、私たちの手で変えられるのです。

もし、このまちで、不平等や不正義を見たなら、差別や貧困を見たなら、「ここではそう決まっているからしょうがない」という言い訳を聞いたなら、ひとつひとつ私たちの手で改めていきましょう。目の前に立ちはだかる壁があっても、創意工夫とあくなき挑戦を繰り返し、ひとつひとつ乗り越えていきましょう。それは簡単なことではなく、大きな勇気が必要になりますが、 その勇気を、私は市に、府に、国に届けられるよう頑張ります。皆さんを決して独りにしない、と約束します。

私は、皆さんの代弁者として、皆さんの持つ可能性を信じ、福知山をより良いまちにするために、挑んでいきたいと考えています。今こそ、政治が責任を果たす時です。未来の希望の担い手となるために。